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  • 「胸腹部臓器」の後遺障害。「胸腹部臓器とは」、「胸腹部臓器の後遺障害(呼吸器・循環器・腹部臓器・泌尿器・生殖器)」、「胸腹部臓器の後遺障害等級と慰謝料の目安」について解説します。

  • 胸腹部臓器の後遺障害

胸腹部臓器とは

胸腹部臓器とは人体の胸部、そして腹部内にある臓器のことを指します。胸部の臓器は心臓と心臓を包む心嚢(しんのう)、肺臓と胸膜、気管、胸部と腹部を分ける横隔膜です。腹部の臓器には、肝臓、腎臓、脾臓、大腸、小腸、胆嚢(たんのう)、胃、膀胱などがあります。

胸腹部臓器の後遺障害は、下記の5部位に関する後遺症に大別されます。
それぞれの部位や障害状況によって必要な検査は異なり、後遺障害の等級も細かく分かれています。

  • ・ 呼吸器
  • ・ 循環器
  • ・ 腹部臓器
  • ・ 泌尿器
  • ・ 生殖器

呼吸器の後遺障害

呼吸器の後遺障害は、肺などに障害を受けてしまい呼吸機能が通常よりも低下してしまう後遺症です。

呼吸機能の低下による呼吸困難は階段の上り下りが困難になる(軽度)状態から、連続して100m歩けないもの(高度)まで、段階別に後遺障害等級が認定されます。

呼吸器の検査方法

呼吸器の検査方法は、交通事故の状況やケガの症状によって異なりますが、ここでは主な検査方法をご紹介します。

  • ・ 動脈血酸素分圧と動脈血炭酸ガス分圧の検査
  • ・ スパイロメトリー検査
  • ・ 運動負荷試験
動脈血酸素分圧と動脈血炭酸ガス分圧の検査

動脈血酸素分圧とは動脈血中の酸素分圧のことであり、動脈血ガス分析で測定します。
結果は、50Torr(トル、圧力の単位)以下、50Torr超60Torr以下、60Torr超70Torr以下、そして70Torr超に分けて考えます。

動脈血炭酸ガス分圧とは動脈血ガス分析で得られる数値であり、限界値範囲内である37Torr以上43Torr以下と限界値範囲外に分けて考えます。

スパイロメトリー検査

スパイロメトリー検査とは、スパイロメーターという呼吸機能を検査するための医療機器を用いて呼吸気量を計測する検査です。

この検査結果は、下記の3つに分類されます。

  • %1秒量が35以下または%肺活量が40以下
  • %1秒量が35超55以下または%肺活量が40超60以下
  • %1秒量55超70以下または%肺活量60超80以下
運動負荷試験

動脈血酸素分圧と動脈血炭酸ガス分圧の検査、スパイロメトリー検査で判定しても後遺障害に該当しない場合でも、後遺症が残っていると判出される場合はあります。

呼吸機能の低下による呼吸困難と運動負荷試験の結果から明らかな呼吸機能障害が認められるものには11級の後遺障害が認定されるのです。

循環器の後遺障害

循環器の後遺障害は、「心肺機能の低下」、「除細動器またはペースメーカを植え込んだもの」、「房室弁又は大動脈弁の置換」、「大動脈の解離」の大きく4つに分けられます。

  • ・ 心臓機能の低下
  • ・ 除細動器またはペースメーカを植え込んだもの
  • ・ 房室弁又は大動脈弁の置換
  • ・ 大動脈の解離

心肺機能の評価は、運動の強さを表す単位であるMETs(メッツ)を用いて表します。METs(メッツ)安静座位の酸素摂取量=1METs=3.5ml/KG/minの何倍の酸素摂取量にあたるかを示します。

腹部臓器の後遺障害

腹部臓器の後遺障害は、「食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓(すいぞう)、脾臓(ひぞう)に障害がある」、「腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)ヘルニア、腹壁ヘルニア、鼠径ヘルニア、内ヘルニアが残る」など、大きく2つに分けられます。

  • ・ 食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆のう、膵臓(すいぞう)、脾臓(ひぞう)に障害がある
  • ・ 腹壁瘢痕(ふくへきはんこん)ヘルニア、腹壁ヘルニア、鼠径ヘルニア、内ヘルニアが残る

それぞれの臓器に対して細かく後遺障害の認定が分かれているため、障害や症状に応じた診察や検査が必要です。

泌尿器の後遺障害

泌尿器の後遺障害とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道などといった泌尿器を受傷した場合に、腎機能の低下や排尿障害などが残ることを指します。

泌尿器の検査方法

泌尿器の検査方法は、交通事故の状況やケガの症状によって異なりますが、ここでは主な検査方法をご紹介します。

  • ・ 腎臓の亡失の有無と糸球体濾過値(GFR)検査
  • ・ 超音波画像検査
  • ・ ウロダイナミクス検査
  • ・ 膀胱内圧検査
  • ・ 尿道内圧検査
  • ・ プレッシャーフロー・スタディ
腎臓の亡失の有無と糸球体濾過値(GFR)検査

腎臓の障害に関する等級は、腎臓亡失の有無と糸球体濾過値(GFR)による腎臓機能低下の程度により、判断します。

超音波画像検査

人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音を超音波といい、臓器や組織の境界で反射する性質があります。この性質を利用して反射波を受信し、画像を作り出して排尿後の残尿量を調べます。

ウロダイナミクス検査

ウロダイナミクス検査とは、下記のような膀胱の働きをしらべることより、膀胱と尿道の形態を調べる検査です。この検査では、下記の内容などを調べます。

  • 膀胱にどのくらい尿が貯められるか
  • その時膀胱は緊張して尿を貯めているのか、それともリラックスしているのか
膀胱内圧検査

膀胱内圧検査は、膀胱機能(尿を貯める力・尿を出す力)を調べるための検査です。尿道口を消毒後に尿道口からカテーテルと呼ばれる細い管を膀胱内に入れ、生理食塩水を注入して膀胱内の圧力を計測します。

尿道内圧検査

尿道内圧測定は、安静時における尿道括約筋の緊張度合を評価し、腹圧性尿失禁を判定するための検査です。

プレッシャーフロー・スタディ

尿流内圧測定といい、尿道がどれだけふさがってしまっているかを測定するための検査です。

生殖器の後遺障害

生殖器の後遺障害は、男女によって認定基準が異なりますが、生殖器(睾丸や卵巣、陰茎など)を失ったり、生殖機能に影響を残してしまったりすることを指します。

生殖器の検査方法

生殖器の検査方法は、交通事故の状況やケガの症状によって異なりますが、ここでは主な検査方法をご紹介します。

  • ・ リジスキャンによる夜間陰茎勃起検査
  • ・ 視聴覚的性刺激テスト
リジスキャンによる夜間陰茎勃起検査

勃起機能を評価するための検査です。レム睡眠時に勃起しているかどうかを判断します。
リジスキャンといった装置によって、陰茎海綿体を簡単に測定できるよう担っています。健康的な男性は、一晩に3~6回程度勃起するというのが、一つの目安です。

視聴覚的性刺激テスト

こちらも、勃起障害の有無を判断するための検査です。
勃起を促すための性的刺激として視聴覚性的刺激(AVSS)を用いて、AVSS負荷前後の陰茎皮膚温度の変化や陰茎周径増大率、陰茎硬度の変化を記録します。

胸腹部臓器の後遺障害等級と慰謝料の目安

胸腹部臓器の慰謝料の目安

胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、常に介護を要するもの(1級)
2,800万
胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、随時介護を要するもの(2級)
2,370万
胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、終身労務に服することができないもの(3級)
1,990万
胸腹部臓器の機能に著しい障害を残し、特に軽易な労務以外の労務に服することができないもの(5級)
1,400万
胸腹部臓器の機能に障害を残し、軽易な労務以外の労務に服することができないもの(7級)
1,000万
両側の睾丸を失ったもの(7級)
1,000万
胸腹部臓器の機能に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの(9級)
690万
生殖器に著しい障害を残すもの(9級)
690万
胸腹部臓器の機能に障害を残し、労務の遂行に相当な程度の支障があるもの(11級)
420万
胸腹部臓器の機能に障害を残すもの(13級)
180万

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